« ソルド。 | トップページ | 大変! »

運河。

Canal_dourcq_6 Canal_dourcq_4 記事にするのをすっかり忘れていたネタを一つ。

夫の会社は、あまり素敵なイメージのない19区にある。私の中での”素敵なイメージ”度を測る一つに訪れるべきモニュメントの多さであったりするのだが、この19区、一体何があるのか。

以前住んでいた20区というのは、場所によっては一戸建てが並び、”まさかこれがパリ市内とは!”というような素敵な一角があったりもするのだが、やはり大抵の場所は、私が住んでいたところも含めて、移民が多く、何故か夕方になると人がワラワラと道に出てきて、いつまでもダベっているというような、何となく下世話な下町っぽいところが多い。そして、お洒落指数となるモニュメントは、かろうじてジム・モリソンなどの墓があるので有名なペール・ラ・シェーズ墓地があるくらいであった。でも、ヴァンブの蚤の市なんかと比べようもないダメ蚤の市もあったり、カルフールもすぐ近くだったので、安く暮そうと思えば本人次第でそれも可能という感じで私は結構気に入っていた。

そして、19区。私的には、あまり馴染みのない区である。日本人も結構住んでいるらしいが、やはりこの区も場所によりけりだろう。夫の会社付近は、完全にユダヤ人地域であるらしく、日曜出勤の夫についていった時に私が見たのは、いかにも晴れ着を着ましたという感じの子供を連れて歩く、ユダヤ人大家族軍団であった。食材の買出しや肉まんを食べるのに便利なベルビルも19区であるから、あの辺りに行けばこれまた道行く人は、中国人ばかりということになる。そして、この区の観光スポットといえば、激しい起伏と人工滝で有名なビュットショーモン公園だろうか。そして、記事を書こうと思ったウルク運河なんかもある。

Canal_dourcq_5 フランス人には好き嫌いの激しく分かれるメトロ2番線のスターリングラード駅からウルク運河の始まりが見える。ウルクに流れ込むまでがサン・マルタン運河である。東駅の辺りからブラブラ歩くと、お洒落な店やカフェが並ぶ運河沿いに出る。一時期この辺りにはホームレスのテントが連なっていたが最近はもう撤去されて、若人が水面に向かって石を投げつつ将来を語っていたりする。夏場は非常に感じの良い場所である。

このスターリングラードという駅も名前は何だか格好よいが、実際降りてみると胡散臭い感じがして、バルベスに行く時の様にちょっと気を引き締めなくてはという気にさせられる場所である。以前は高架になっている駅から下に見える円柱の様な建物の周りで怪しげな取引が行われていたりしたらしい。そしてその名残なのか、残念ながら綺麗な噴水を回り込み運河の方へ進もうとする道の死角には必ず浮浪者や明らかにジャンキーというような人々が転がっていたりして、ウキウキ気分から急に現実に引き戻されたりもする。

Canal_dourcq_1 運河の両脇には、映画館やBOBOが好きそうなテラスのあるカフェが連なっており、何となく運河沿いを歩いているうちにメトロで言ったら結構な駅の数を通過していたりする。サン・マルタンと違い、かなり運河の幅が広いので歩きやすいし、何より遠目が利くので何だかパリではなく違う街にいるような錯覚が起きるくらいである。実際、このまま船で運河伝いに遠くの町まで行く事が出来るらしく、これまたいつか船旅をなどと夢も膨らむのである。

反対側に行くにはいくつかある橋を渡るのだが、これがまた揺れること揺れること、単純に私が重量オーバーで耐え切れないという振動だけではなかったような気がする。天気が良い日に是非またのんびりと行ってみたいスポットでした。

|

« ソルド。 | トップページ | 大変! »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/512640/21613406

この記事へのトラックバック一覧です: 運河。:

« ソルド。 | トップページ | 大変! »