« ダサ。 | トップページ | 誕生日。 »

トイレ考察。

Benki 子供が生まれてから、以前の様にメトロでウロチョロすると言うより、徒歩で行くことの出来る地元で用事をすませるか、夫と共に車で出かけるということが多くなった。

駐車場のない我が家では、一度自動車で出かけると帰宅時に再度駐車する場所を探すのに一苦労するので、今までは殆ど車を使うことはなかった。パリ市内はどこでもそうなのかもしれないが、駐車できる場所より車の方が断然多いという感じだ。

居住者は、一度区役所に申請してカードを入手すれば、居住者料金で決められた区域内の路上駐車場に駐車することが出来る。でもちゃんと申請者数と駐車可能な場所の数とのマッチングなどはせずにドンドンカードを発行してそうな雰囲気だ。週末や夕方などの時間帯は、制限速度以下で目を皿の様にしてノロノロと同じ場所を廻る我々と同じ様に必死に駐車出来る場所を探す友が沢山おり、数秒の差で狙っていた場所をとられるということも頻発する。

先週、又IKEAに行って来た。別にIKEAで買いたいものがあるという訳ではなかったのだが、赤子連れで気軽に美味しい食事が出来る場所で思いつくのがIKEAくらいしかないからである。肉団子は美味しいのだが、店舗によって付けあわせの野菜の量やクオリティが微妙に違うような気がする。とは言え、パリ近郊の3店舗しか行ったことがないので、IKEA的にも”そんなお前に言われたくない”という感じかもしれない。

そこでトイレを使用させてもらったのだが、これまた店舗によって違うようで、今回行った店には便座がなかった。便座がないというのは、上の写真の様に”便器オンリー”ということである。一体これはどういうことなのか。この国の人は、トイレの後に手を洗う人は未だに少ないとは言え、この冷たい陶製の便器に直に座るのもヘッチャラだ!ということなのだろうか。何て野蛮な国民なのか。というか、本当に皆直に座るのだろうか。

私は、この時数秒悩んだ後トイレットペーパーを手に取り、”何故他人の便所の掃除をしなくてはならないのか”と疑問を持ちながらもとりあえずグルリと一回り拭き掃除をし、それでも信用ならないので、便器に尻が触れない様に太ももをプルプルさせながら中腰で用を足すことになった。私は日本以外のアジアの国を訪れたことがないのだが、旅行記なんかを読むのは好きで、インドだの中国だののそういった話を読むと、”紙があって水で流せる”トイレというだけで感謝しなくてはならないのかと思うが、一応先進国と名乗っている以上は、便座くらいあっても良いだろうがと不思議に思う。

きっと掃除をする時に便器一つずつ雑巾で拭くというのではなく、ホースかなんかでやたらと水をまいて大雑把に掃除するから便座や蓋があると面倒なのかもしれないが、使用者のことは全く考えてない感じだ。しかし、それはそれで何となくこの国らしい変な合理主義っぽくもある。

車で出かけることが多くなったと共に、高速道路のサービスエリアを使うことも多くなった。ここでのトイレも同様である。便座がないところが非常に多い。写真は子供用トイレなのだが、子供が私の様に”便器に触れない様に中腰で用を足す”なんてことはないだろうから、きっと直に座るのだろう。

日本では、ウォッシュレットなんて便利なものも一般家庭だけでなく普通にデパートなんかのトイレには存在してるというのに、この違いは何だろうか。ガソリンスタンドやお店などがなく、ピクニック用のテーブルと椅子が寂しくあるだけというようなヘボいサービスエリアのトイレだと、便器ではなく床に穴が開いた状態の所謂トルコ式のトイレもまだまだ健在である。これはこれで、用を足した後に即刻後ろに下がらないと排水口めがけて水が四方八方から流れ出すので靴やズボンのすそを汚して大変なことになる。紙はないのが殆どで、この前入ったところは電気もないので夕暮れ時の薄暗いなかで非常に困った。

夫の両親が日本に来た時、頻尿気味な義母は”日本はどこでも綺麗なトイレがあって本当に助かるわ~”と何度も繰り返して言っていた。”しかも無料なんだからスゴイわね~”とも。

|

« ダサ。 | トップページ | 誕生日。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/512640/32021276

この記事へのトラックバック一覧です: トイレ考察。:

« ダサ。 | トップページ | 誕生日。 »