映画・テレビ

英国。

我が家ではプロバイダーにORANGEと言うフランステレコム傘下の会社を使用している。ネットや携帯などの分野では日本より百年ほど遅れている(大げさ)この国でも、一応色々なプロバイダーがあり、それぞれ特色を出しているようである。

いくら価格が安くても、私個人としては、後出の得体の知れない企業に飛びついた結果、結局色々問題があって高くつくという最悪の状態を避けたいといつも思っている。大体この国にいると普通に生活していても、日本に比べたら何倍も”交渉”しなくてはならないことの多い日々である。これ以上、交渉事を無意味に増やす必要もない。

自由化が進む今、新しいものに目がない若者などは、そういった後出の企業と契約を結ぶのにも躊躇しないのだろうが、変なところには堅い私としては、電気でも電話でもやはり元国営企業経営という安定したものを求めるあたりが貧乏臭いというか年寄り臭い感じだ。家の両親が、電気製品はやっぱりナショナルじゃなきゃダメだと決め付けるのと同じ理屈だろうか。

とか、難しそうなことをちょっとインテリぶって書いてみたが、用は、そのプロバイダーで見れるテレビのチャンネルの中にビデオチャンネルもあり、新作なら一本4.99ユーロ程度で見ることが出来るらしいのだが、そのサービスが期間限定でセレクションされた映画が1ユーロというキャンペーンがあり、それを利用して映画を見たという話を書き始めたかっただけなのだ。

夫も私も英国に限りなく憧れを持っている。夫はサッカーをとりまく音楽、洋服など、私は、サッカーはどうでも良いのだが、やはり音楽、洋服が気になる。出合った頃、お互いの持っているbritishpop系のCDがかなりダブっていて笑ったくらいだったのだ。それで、イギリス系の話題になる映画は結構気になりよく見ている。

私の場合、そのまま英語の映画を見ても勿論わからないので仏語の字幕付きで見るのだが、字幕も結構スピードがギリギリで長い文章なんかだと、一生懸命読んでいるうちにもう次のシーンに移ってしまっているということが何度もあり、どうしても一回見ただけでは細かい描写がつかみとれない。一回ザッと見て二回目にわからなかった場面を夫に確認しつつ見て、三度目に一人で見ると細かいところまで良くわかるという感じである。それで結局DVDを買って何度も見るというのがパターンだ。映画館と違って、自分の都合で止められるし、時間があるときに”ここからここまで”というぶつ切りの見方が出来るのも有難い。

そうそう、イギリス映画はサウンドトラックも良い。知っている曲が結構使われていて嬉しいのだ。すごく気に入るとCDも買ってしまうくらいなオタク度である。考えたらDVDで持っている映画の殆どがCDも買っている。一番最近は、"this is england"という映画だ。知っている曲ばかりで今更という感じでも、やっぱ買ってしまうものである。最後に買ったDVDは、”The Boat that Rocked”だったけど、これはサントラは買わなかった。映画は面白かったな~。飛行機の中で初めて日本語訳で見たのだがすごく変な感じだった。

そして今回その1ユーロキャンペーンで我々が選んで見たのが、"A very British gangster"。これは、映画というかドキュメンタリーであった。マンチェスターのギャングのボスを巡る話しなのだが、かなり面白かったな。残念ながらこのボス、デブで眼鏡で不細工なんだけど、でも、スーツを着て取り巻きを引き連れて町を颯爽と歩いているとそれなりに様になってはいる。

こういう人というのは、やはり普通の人とは違う道を歩いているせいなのか、言う事がやはり深いというか、日本のやくざに通じるものがあるような気がして。でも日本のやくざと違うのは、取り巻きの若い衆(?)が皆自由というか、別にボスを慕っているという風でもなく、ボスが警察にとっ捕まったら俺がその後の仕事を取ってやるなんてことを平気でカメラに向かって言ったりする辺りが、”え~っ”という感じであった。これが外人感覚なのだろうか。

夫が言うようにイギリスの怖いところは、こういう”悪い人”とか”不良(笑)”的な人が全て白人であるところなのだ。ここだったら大概”悪い人”というのはどこの国とは言わずとも移民的な人が多いので何となく逃げ道があるというか、仕方ないよね~ああいう人たちは。。。と済まされそうな感じだけれども、だ。このマンチェスターのギャングも全て白人であった。治安がもの凄く悪そうで寂れきったその町の路上でサッカーに興じる子供も皆白人であったのだが、たった一人だけ、中国人らしきアジア人が写っていた。イギリスに実際住んでみたらもっと色々とそういうことを肌で感じるに違いないだろうな。あ~一度住んでみたいな~と思うが、やはり英語がネックだ、残念ながら。

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すがすがしい朝。

この国では今では何だかよくわからんほど沢山の宗教が入り乱れているが基本的にカトリックらしい。金曜は魚を食べ、日曜日はミサに行き、その後家族全員で昼食を食べるのだ。

だらしない私は早起きすることもないので今まで一度か二度くらいしか見た事がないのだが、そんな日曜の朝、ミサの生中継なんかもある宗教番組(le jour du seigneur)が国営放送2チャンネルで放送されている。大体見た事があるというか、チャンネルを変えるに当たってたまたま見かけて”わ~何これ”と思った程度だし、早起きというほど猛烈に朝早くに放送される訳でもない。

とにかく、この宗教番組の枠内で友人シャルロットの知人の人が製作したミニ・ドキュメンタリーが放映されるというのを在仏日本人向け新聞の記事で読んだ。時間は、10時半と書いてある。これならダメ人間の私でも見れそうだ。ただ、赤子が起き出せば、着替えだの授乳だのやる事がドンドンとつながり始めるので、一つ一つこなしている内に時間の経つのも忘れてついうっかり見逃した!ということはありえる。相変わらず段取りが悪いのだ。赤子が出て腹がへこんだら少しはキビキビ動けるのかと思えば、万年寝不足のせいか動きも鈍いし、頭も相変わらずぼんやりしていてどうもダメである。いつになったら少しはマシになるのだろうか。

そんな悩み相談はともかく、見逃さないために10時ごろからテレビをつけていたのだが、つまんないことこの上ない。と言えば真面目に見ている視聴者の方々に失礼だ、というより大体こういう番組はどんな人が見ているのだろうか。日本で言うなら”明るい農村”みたいな番組である(予想)。私がテレビをつけた時は、ユダヤ教(おそらく)の教えが満載の変な歌詞で勝手に有名な歌の替え歌にしたものをフィンランド語で歌っていたり、何だかな~という感じで、この後のドキュメンタリーを待っているのでなければ、2秒でチャンネルを変える勢いの面白さである。

ドキュメンタリーは、長崎の隠れキリシタンの話しで、なかなか面白かった。夫は、私以上に興味を持って番組を見ていたのが印象的であったが、私は、”あ~そんなこと学校で習ったよね~。”程度の情けなさである。ドキュメンタリーの後は、長崎の教会からミサ生中継だ。何ていうのだろうか、教会の一番えらい人がフランス語が上手で、ミサを始めるに当たり、このフランスの番組の視聴者にむけてフランス語でメッセージを言っていたのに驚いた。後からわかったのだが、この方は、パリのsaint sulpiceで勉強(って言うのか?)していたらしく、それでフランス語が上手なのだった。

そうそう、ドキュメンタリーの最後のremerciementのテロップにシャルロットの名前がちゃんと出ていた。凄いね~。夫と二人で感心するとともに、知っている人の名前がテレビに出るって嬉しいね~と朝からいい気分になったのであった。

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UN BEBE A TOUT PRIX

昨日は、夫から帰宅が遅くなるだろうと言われており、午後中ノンビリダラダラとしていたら夕食の時間も遅くなってしまった。ちょっとでも、こういうことを言われるとすぐにリラックスしすぎるのが私の悪い癖だ。それに金曜の給料日までは、”食べたいものを作る”ではなく、”なるべくお金を使わずに家にあるもので夕食の支度をしなくてはならない”というのが面倒で何となく食事の準備のことを忘れようとしていたらすっかり遅くなってしまったということもある。

”こんな時間に夕食を食べてたら消化する時間が足りない!”と思いながらテレビをつけたら、先日書いた”super nanny”という番組がもうすぐ終わるタイミングであった。どうして”もうすぐ終わる”ということがわかったのかというと、子供がかなり親の言うことを聞くようになっており、”あっ、これは、もうダメ親がsuper nannyに叱り方を指導された後なのだな”ということが判明していたからである。そんなわけで、残りの数分を見ながら食事を食べ始めたところ、次の番組予告で”Un bébé à tout prix”というこれまたドキュメンタリー的な番組が始まるというではないか。面白そうなのでチャンネルはそのままにすることにした。

ちなみにこの番組タイトルのうち、bébéというのは赤ちゃんという意味であることがわかるが、à tout prixといういかにも決まりきった熟語表現の意味がわからない。prixというのは値段のことだが、まさか赤ちゃんに値付けをするという意味ではないのは確かだ。こういうときに勝手に想像して理解した気分になるのは、大きな間違いの元なので素直に辞書を引くと、やはり熟語で”どんな対価を払っても”という意味らしい。ということは、hanakuso流素人訳をしてみると、”何としても欲しい赤ちゃん”的な意味だろうか。

そうこうしている内に番組は始まったのだが、食事を食べ終わったり、夫から今から帰ると電話があったり、皿を洗ったり片付けたりとガタガタしていたので残念ながら集中して見る事が出来なかった。が、何となく理解した内容はそれぞれに状況の違うフランスの5家族の妊娠から出産、そしてその後数ヶ月の状態を追っていくというものだった。15歳と18歳のカップル、定年過ぎの夫婦がハイチで3歳の女の子を養子に、三つ子を出産予定の母、レズビアンのカップル、大家族を夢見る夫婦の7人目の子はダウン症という、よく見つけてきたなというような本当にそれぞれ全く違う家族で、かなり興味深いドキュメンタリーであった。たまには良く出来た番組もあるんだよな~。とまた感心。

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SUPER NANNY。

この国では、”M6”という関東地方で言えば”テレビ東京”の様なちょっと変な番組を良く放送するチャンネルがある。これは、正に6チャンなのだが、”TNT”と言う無料ケーブルテレビには、このM6のグループ会社(多分)で、文字をそのままグルッとひっくり返した”W9”という9チャンもあり、このチャンネルもやはり同じ匂いのする番組が多い。そして何故かこのW9は、他のチャンネルに比べて音量がリモコンのバー1つか2つ位大きくなっているのが迷惑であったりする。

一時期(というか今もかもしれない)、懐かしい”風雲タケシ城”やら色々な番組のダイジェストの様なものをコミック系の仏人二人が勝手な仏訳コメントをつけて放送していた。日本のテレビはセットが大掛かりだったり、確かに手が込んでいて面白いので、これをダラダラと流すだけでも評判になるらしい。当時働いていた職場の仏人同僚2人も”いつも楽しみにしてる!”と言っていた。ただ、素人参加番組の罰ゲームなんかは、結構痛々しかったりして、”あ~いう痛そうなのを見て笑うって怖いね、日本人”とも言われたりもしたが、私にしてみればこっちのテレビが生ぬるくてつまんないだけだ。

特に最悪なのは、週末。ここぞとばかりに面白そうな番組があっても良さそうなもんだが、これも大抵アメリカのドラマの垂れ流し、もしくはエンターテイメント系では、”もう同じ映像を10回は見た!”というような、これまた米国や英国などよその国の投稿ビデオダイジェスト的なものだったり。せめて”さんまのからくりTV”くらい、面白ビデオだけじゃなく別のコーナーでもあればまだしも、もう何回も見た映像を勝手にTOP50を決めて小出しにしてるだけで、やる気のないことこの上ない。そしてもっと恐ろしいのは、夫がそんな番組を見たがり、さらに、私にしてみれば”あ~、またこの面白ビデオ、もう5回以上見たよね”と思いながら夫の方を振り向くと、あたかも初めて見たかの様に大爆笑しているダメな外人がおり、”やっぱり感覚が違うんだろうな~”、”私、日本人でよかったよ”と無理やり納得してみたりするのである。

そんなわけで、有難いことに”この番組だけは見たい!”ということはめったになく、それはそれでテレビの奴隷にならずに済むので良いことではないかとも思う。ただ、ごく稀に文頭に書いた6チャンネルで、(私にとって)オモロな番組があったりすることがある。時々放送されている”スーパーナニー”。アメリカだかどこだかで大人気の番組のパクリなのかこっちが本家なのか知らないけど、文字通り”子守のプロ”がダメな子供を持つ親に、躾や教育のイロハを教授するという番組である。

一昨日だかたまたまテレビをつけたら放送していたので何となく見ていたのだが、今回は珍しく10人も子供がいる大家族が舞台であった。子供には何もさせず何でも自分でやってしまい、食事も寝かしつけもめちゃくちゃ、子供にはなめられ放題という生活に疲れ果てた母が少しづつこの”子守のプロ”からどう子供をしかれば良いのか!なんてことを教えられながら、何とか父と協力しつつ立ち直る(?)というような流れであった。まぁ、毎回同じ様な流れで、もしかしたら多少のやらせもあるんだろうな~なんて思うこともあるが、子供がいない私にも色々とためになることが多い。そしていつも心で密かに思うのが、”義姉も番組出演すればいいのに。。。一度ちゃんと子供の躾の仕方を教えてもらえ!”ということである。。。

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仏版・警視庁密着24時。

G_pompidou 先日、フランス版・警視庁密着24時みたいな、次々に起こる凶悪犯罪に密着するというようなヘボドキュメンタリーが6チャンであったので何となく見ていた。日本ではよく暴走族の取り締まりなんていうのを弟が見ていて、アホじゃな~いなんて思っていたのだが、こっちでは、勿論暴走族はいないが、もっと凶悪なのだ。

衝撃的なものばかりだったけど、良く覚えてるのは、19区のビュットショーモン公園そばでのひったくり。当時、ニュースで見ていてその後夫が”犯人は中国人だったって!”と言っていたのが何となく記憶に残っていた事件。60過ぎの女性がカバンをひったくられたのだが、抵抗したのが悪かったのか、ナイフで切りつけられ即死だったらしい。犯人は何もとらずに逃亡。

これをパリ警視庁(よく住所で言われる、36, quai des orfevresって。)がどうやって犯人を見つけたのかという話なのだが、当時その通りにいた証人からの聞き込みでどうも東洋人らしいという情報を入手。カバンをひったくられた女性が買い物をしたスーパーの監視カメラには怪しい人物が映っていないことから、家を出てからずっと狙われていたという訳でなないと断定。その東洋人がたまたま通ったバスに乗り込んだのを見た人がいたので、すぐにRATP(パリのメトロ・バス会社)に連絡し、防犯カメラの確認とバスの中に指紋が残っていないかの検査。残念ながら指紋の確認は出来なかったみたいだけど、バスの防犯カメラには、落ち着きない中国人がしっかり映ってたよ。ビックリだね。まだまだ全部のバスにはこのカメラは取り付けられてないらしいけど、アホ面してると大変だ。

その後、この中国人がパリ南部のメトロの駅で降りたのが防犯カメラに確認されていたので、その近辺の駅や警察署にカメラの映像を印刷した手配書が廻り、結局、数日後、駅員が見つけて逮捕となったのだった。警察の人が遺体を監察に出した後、旦那さんに事の次第を知らせていたのだが、何度経験しても一番嫌な瞬間だみたいなことを言っていた。それはそうだろう。いくら知らない人であっても突然の不幸な死を知らせるというのは楽な仕事ではなかろう。

あとは、身近なところで15区の事件。3階建てのマンションから男性が不審な飛び降り死というものだ。これは、細かい話は忘れちゃったのだが、この男性の友達という女性が警察に出頭して来て、犯人を知っているというようなことを言ったのだと思う。亡くなった男性は一流企業に勤めていて特に問題もなく、自殺をするような理由も見当たらなかったという。ただ、この出頭した女性を通して、彼女のダメ友達二人とチラッと顔を合わせる機会があったらしい。このダメ友達二人は、薬中毒でその金欲しさにこの真面目な会社員の金を狙おうと思ったらしく、突然会社員の家を訪れ、脅したうえ、カードを盗み、一人が早速近所のATMで金を引き出している間に、もう一人が窓から突き落としたらしい。恐ろしい話ではないか。ATMの防犯カメラにはご丁寧にフードを被って顔を隠した男が急いで金を引き出しているのが映っていた。

夫が、この事件があったところは家からそんなに遠くないはずだという。少し廻りの風景も映っていたのだが、私的には見ていて”あっ、これはあそこだ!”とピンとくるものはなかった。これも、やっぱり亡くなった会社員の父親に”犯人が見つかりました”と電話していたが、父親が静かに”もう見つかりましたか、素早い対応ありがとう”みたいなことを言っていたのが印象的だった。まさか自分の息子がこんなダメ人間に殺されるなんて思ってもみなかったであろう。

と言う訳で、普段ニュースではあまり聞かないようなものをじっくり見ることが出来てなかなか興味深かった。パリではこんな事件が毎日ありすぎて、いちいちニュースで深く取り上げないというのを前に聞いたことがあり、”は~、怖い街だな~”と思ったものだ。

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パリの地下。

最近出来た”NRJ PARIS”という新しいチャンネルで面白い番組があった。といってもこのチャンネルの番組表を手に入れる事は現行では不可能であるらしく、”たまたまチャンネルを変えてみたら面白げなのをやっていた”という一種の賭けみたいなもんである。

テレビ好きの夫は、いつも行く本屋で、”このチャンネルの番組表も載っているテレビガイドはないですか?”と恥ずかしげもなく聞いたらしい。私だったら恥ずかしくて嫌だけど。既にテレビガイドを買うこと自体が、”この人テレビばっかり見てる~”と思われそうで(自意識過剰)恥ずかしいではないか。日本では、大抵の家庭で新聞の宅配を利用しているのでわざわざ番組雑誌を買う人は少ないだろうが、この国では新聞の宅配自体珍しく、毎日キヨスクとか本屋で買うのが普通、そしてテレビ番組表もそこらの家庭では普通に家族の誰かが買ってきて皆で見るという感じの様である。本屋で聞いてみた夫曰く、以前にも客から尋ねられて調べてみたらしいが、まだ新しいチャンネルのせいか公表されている番組表は存在しないようである。

先日は、チャンネルを変えた後、なかなか面白そうだったので見始めたら5分くらいで終わってしまった。ただ、このチャンネルの良いところは、何度も何度も再放送されるのだ。そんなわけで、いつかまた初めから見るチャンスが来るであろうと楽観していた。案の定、それから1週間後くらいに初めから見る事が出来たのだが、その番組は、”パリの屋根”というドキュメンタリーで、題名の通り、空からの視点で色々なアパートを紹介していた。屋上にミニプールを作った夫婦、もの凄い森のように木を植えまくっているおっさん、屋根の上でのfeteなど。。。とっても面白かった。なかなか普段見れないような光景ばかりであった。

そしてこの前見たのは、”パリの地下”。これもドキュメンタリータッチのもので、地下ネタでは有名なカタコンベの話なんかも交えて、パリの地下にある秘密の道をヤバそうな若者が案内したり、専門家が歴史の話をしたりなど、なかなか上手に作られていた。前に新聞で見たのかネットで見たのか忘れたけど、パリの地下でfeteをするのが流行ってるとか、昔は貴族なんかが秘密の音楽会を開いたとかそんなような話を目にして、いつか機会があれば行ってみたいもんだと常々思っていた。

市内に何箇所か地下に入り込む秘密の入り口があるらしいのだが、やはり知ってる人に連れて行ってももらわないと難しそうだ。迷ったりしたら大変なことになる。カタコンベでも柵で封鎖されている方へ行ってしまって戻れなくなり中で死んだ人がいるなどという噂も聞いたことがある。ただ、勝手に入り込むのは勿論違法で、30ユーロだか40ユーロだかの罰金を取られるとかいう話だ。番組内でも、この案内する変な若者に聞いていたのだが、真っ暗な地下道で誰か他の人に会ったら怖くないのだろうか。山登りですれ違う人に爽やかに挨拶するのとはまた話が違うであろう。

老人がバタバタと無くなった記録的猛暑の年には、沢山の人が涼しさを求めてカタコンベに行列したらしい。確かに地下ってヒヤッとするものである。家のようなヘボアパートの地下カーブでもヒヤッとするのだが、同時に何だか得体のしれない湿気っぽさもあり、やっぱり地下って何かあるよね~と思ってしまったりする。

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893。

ジムでもらったテレビ番組雑誌teleramaというのをトイレで読んでいたら、火曜に5チャンで面白げな番組があるのを発見。5チャンとは、ARTEというドイツの真面目なドキュメンタリーなんかを良く放映しているチャンネルで、日本ネタものも結構多いのだが、大抵変な時間帯で見逃すことが多い。まぁ、日本のドキュメンタリーなんて在仏日本人くらいしか見ないだろうから仕方がないだろうが。

その私が興味を持った番組は、ずばり”young yakuza”。何やらかんやら(名前を忘れた)という日本好きフランス人が撮ったドキュメンタリー映画らしい。といっても、大抵このARTEという番組で放映される日本ものは、極端な映像が多くて、いかにもフランス人に”日本人ってこんなに変なんです!”と訴えようと必死な感じが嫌だったりするので、このドキュメンタリーもやくざが指詰めて、とか、刺青が、とかそういうベタな感じのものだろうと思っていた。

23時くらいから始まったので、何となく夫と見始めてしまったのだが、結構面白かった。ただ、これを見るために、お金を払って映画館へ行くかと言われれば考えてしまうが。”悪いことばっかりしてる20歳の息子に手を焼いた母が、その子を稲川会系熊谷組という組に修行に行かせる。”みたいなのが話しの大筋だったが、組長(?)の語ることがかなり文学的なのだ。しかもキリスト教信者で、話し方も穏やか。とても一般市民のイメージするような”その筋の人”とは思えない感じであった。この組のシマが武蔵小山らしく、あの長い商店街が何度も映り、別に地元民ではないのだが、短大生の時にヨーグルト試食か何かのバイトで、ここ行ったな~なんて思い出したりした。

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